今回の記事では、水墨画を購入あるいは自ら作成、コピーなどをしたりした際に、それら何れかの形の本体を、なるだけ維持管理をしていく為に、頑丈な厚手の用紙類あるいはその他の紙類の貼付が可能な媒体に貼り付けていく、いわゆる「裏打ち」の方法に関しての内容です。
画用紙・ダンボール紙・薄手のべニア板その他、様々な貼り付けるための媒体の形がありますが、大抵の場合に十分対応が可能な裏打ちの方法に関してです。
水墨画を実際に裏打ちをしてみたい、あるいは自作をされたりしている方などにとっては、一読の価値がある記事です。
裏打ちとは??
これ自体はもちろん、水墨画の作品などを、保管・展示などをしたりする際に、それ自体の芸術性や作品本体である紙面本体を、皺などが付いたりしてダメになる事を防ぐ為に、行われる保護手段になります。
そして、この方法や手段を施していく事により、同絵画の作品本体を効率よく保護していきやすくなる点で、それ自体の寿命や耐用・維持年数などを伸ばしていく事などにも繋がりますので、そうしたそれらの面でも大いに施していくだけの価値があります。
裏打ちの仕方
準備するもの:画用紙やダンボール紙、薄手のベニヤ板などような、糊類での貼付が可能である媒体物がまず、必要です。
ただ、それらの媒体物を入手をする際には、そのまま作品の大きさと同じ枠であるものを入手をしたりするのでは無くて、少しだけ枠部分の大きさに余裕があるものを入手をしていくようにします。
その上で、作品本体をそれらへ貼り付けるための塗る糊類などが必要になりますが、それらの中でも特に、障子ふすま用の糊が相応しい感じがします。取り敢えずこれをまず、購入をしていくようにします。その上で、それを塗るための専用ハケもついでに、必ず購入をしておきます。
この障子用糊と専用ハケの両者が無ければ話になりませんので、これらだけは必ず、購入をしておくようにします。
そして、糊で貼り付けた作品本体を乾かす事はもちろんの事、それだけでは無くて、貼り付ける作品本体の用紙などにある皺などを除いたりする作業を行うための、アイロンが必要になります。
貼り付け前の作品のしわ取り、そして糊付けをした貼り付け後においての乾燥、それらの各種作業を行う上でも、アイロンは大きな力を発揮しますので、こちらのアイテムも必ず用意をしておくようにします。
用紙は何がいい?
作品本体の状態や種類、仕様などにもよりますので、それぞれに合った仕様であるものを用いていく形が理想です。
例えば、作品自体が壮大さを感じさせるようなものの場合には、貼り付ける為の媒体物の柄仕様なども、それに相応しいデザインであるものを選んで入手をしていく形がベストと言えます。
しかし、経済的事情などにより、中にはどうしてもそのような理想的な媒体物を誰もが必ずしも入手をしたりしていけるとは限りません。そのような方の場合には、従来から身辺や周囲にあるものを利用していきながら、作品本体に相応しいデザインの仕様である媒体物のものに仕上げていく必要性が出てきたりします。
今話した壮大さのある作品のケースでの場合、媒体物の画用紙や段ボール紙、ベニヤ板などを、やはりそれとマッチをする装飾品の装着や貼り付ける前に作品に合うテーマカラーを塗る、新たにそうしたカラーの用紙類を貼付したりする等々、様々な工夫が必要になったりする事も少なくはありません。
しかし、それだけにそうした裏打ち媒体物への加工面での工夫における自由さがそれだけにありますので、そうした面でも大いにやっていくだけの価値は、十分にあります。
やり方の手順
まずは、作品に用意したアイロン機器類でアイロンがけを行います。
その際になるだけ丁寧に、その作品本体を破損・焼失などをさせたりしないように、丁寧に皺伸ばしのための、アイロンがけ作業を行っていくようにしていきます。
そして次に、障子ふすま用の糊類を用意をします。貼付作業を行う対象である作品数等にもよりますが、それ相応の量からなる糊を用意をした上で、いよいよ塗り作業に取り掛かります。
作品の柄やデザインの仕様によっても、貼る媒体物本体の柄やデザインの仕様を改変したりしていく工夫なども必要になってきたりしますので、それらのための作業なども、糊を塗る前に行っておかなくてはならない場合もあります。
そして、今度は糊の塗り方になりますが、まずは今話した貼付媒体物の表面だけでは無くて、作品本体紙の裏側にも糊を塗っておくようにします。
何れか片方のみでは粘着性に欠けますので、乾燥後も剥がれてしまう、あるいは剥がれやすくなってしまうといった事態になりやすいので、そうした面を考えながら、両方に糊を塗っていくための工夫がとても大事です。
そして糊を塗り、貼り付けた後には、今度は効率よく乾かしていく為に、再びアイロンがけの作業を行います。貼付をし終わった状態の作品に対してのアイロンがけの作業になりますので、ここでも裏打ちの仕方としての丁寧さがとても必要になってきます。
そして最後の今話したアイロンがけが終わり、以上の裏打ちでの作業は一通り、完了する事になります。
裏打ちの仕方まとめ
これまでを踏まえた上で考えてみると、その作品である水墨画本体の表面にある画風の雰囲気を出していきながら、如何に裏打ちの仕方を考えていくかが、やはり課題になります。
今回添付をさせて頂いた写真のうちの、2枚にある作品のデザインを見て頂いても分かるように、それら各自の作品毎に相応しい、貼り付け目的である媒体物について考えていく必要性がどうしても出て来ますので、裏打ち用の紙・ダンボール紙・べニア板なども、その貼り付ける作品の柄デザインに合わせたものの選択、加工とかが必要になってくる事も、決して珍しくはありません。
いかかでしたか??
この記事をみて、裏打ちができるようになりましたか?
まだ、上手に描けることができなかった人もいると思います。
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