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水墨画を始めたら、やはり描きたいのは、自然の風景ですよね。

中でも、川のある風景は、それだけでノスタルジックな気持ちにさせてくれますので、題材に選ぶ人も多いのです。

幼い頃から見慣れた川や、思い出の場所の川を描きたいと思っている人もいると思います。ですが、建物や動物と違い、凹凸が少ない川は、描きづらいと思ってしまう人も多いかと思います。

川はよく見ると、その表情はかなり多種多様です。静かな川もあれば、流れが早い川もあります。また、季節によってもかなりその表情は違います。

夏の穏やかな川もあれば、冬の凍りつく川もあります。様々な表情を見せてくれる川を描く事が出来たら、水墨画の幅もグッと広がります。

川の描きかた

川を描く時には、まずはどんな川が描きたいかを考えてみましょう。

住宅街を流れる細い川なのか、それとも、大きな川なのかを考えてみましょう。川の太さが違えば、その表現方法も変わってきます。

そして、川の長さも考慮する事が大切です。川が長ければ長いほど、その表現は難しいと思います。

川を描く時には、川の太さや長さを考えてから、描くようにします。

川を描くコツ

川を描く時のコツは、その透明さをどう表現するかという事です。川というのは、濁った川もありますが、透明な場合が多いです。

川は何色かという質問に答えるのは、とても難しいと思います。透明な物を描くというのは、かなり難しいのですが、立体感を持たせる事は出来ます。そして、透明な物に色を与える方法として、光りが関係しています。

光りを表現する事で、透明な物に色を与える事が出来るのです。川面の光りを表現する事で、透明な色に立体感が生まれるのです。立体感が出来る事で、川をよりリアルに描けます。そして、水の深さを表現するか時には、水の内部にも意識を向けましょう。

深さを表現する時には、墨の濃淡を上手く使いましょう。そして、白い部分を残す事も、とても大切な事です。白い部分を残す事により、動きのない川に、流れという動きが生まれるのです。

川を描く手順

1.準備

まずは、水墨画で川を描く準備を始めましょう。

墨や絵皿はもちろんですが、いつでも筆が拭けるように、ティッシュを置く事が大切です。

そして、川は動きがありますので、直に見て描く事が大切ですので、自分が描きたい川の風景を写真に撮っておく事が大切です。

2.描き始め

そして、川を描く時には、どこから描いて良いか分からないと思うかもしれませんが、川を描く時には下の方から、そして手前の方から描く事が大切です。

自分が描きたいと思う場所が手前であるという場合は、手前から奥行きを考える必要もありますし、奥を描きたいと思う場合は、奥の描きたい部分を意識してから、手前を描くようにしましょう。

3.光の表現

そして、大切なのは川面にうつる光りです。水墨画では、光りを表現する事は、かなり難しいとされています。

ですが、墨はその濃淡で明暗を表現する事が出来るのです。

大切なのは、最初にかなり薄く、墨がついているかどうか分からないぐらいの薄さで描きましょう。それから、徐々にその濃さを強くしていきましょう。

4.川の深さを表現しましょう

次に、川の深さを意識してみましょう。

川の深さを表現する時には、その濃さを調節する事が大切です。

濃くしていく過程の中で、川の一番深い場所を濃く描くようにしましょう。

5.川の流れを描く

そして、川の深さを強調するのと同時に、大切なのが川の流れを描く事です。

その時に役立つ技法として、さばき筆という技法があります。筆の穂の先を刷毛のように開き、細い線を一度に描く事が出来ます。

6.周囲を描く

そして、川の周囲を描きたい時には、川の印象が薄くならないように気を付けましょう。

川よりも少し色を薄く描く事が大切です。また、逆に周囲を濃く描く事で、川の透明さを表現する事は可能です。

太い木を描くのでしたら、渇筆で描く事が大切です。木の猛々しさと、川の静かさを表現する事が出来ます。

川を描く時の難しさ

やはり、川を描く時の難しさは、透明な川と、その長さを表現する事です。

奥行きを表現したいという時には、先を太くして、奥を細くする事が大切です。奥を細くする事で、川の長さを表現する事が可能となります。更に、難しいのは周囲の情景を描く事だと思います。あまりにも周囲の方が目立ってしまうと、川は霞んでしまう可能性があります。

周囲の情景は、あまり描き過ぎないようにする事が大切です。

川を描くという事は、本来なら透明な液体に表情を持たせるという事です。かなり難しい表現だと思いますが、水墨画本来の、濃淡を楽しむという点では、川を描く事は、とても良い題材です。

普段見慣れている筈の川も、よく観察してみると、かなり違って感じるものです。そして、水墨画には様々な技法があります。水墨画ならではの、かすれや滲みを駆使しながら、川の深さを、その流れを表現してみましょう。



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