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高級中華のお店に出かけると、お店の正面に立派な水墨画が置かれていることがあります。

いっけんすると「私にはとても難しくて描けない」と思ってしまいがちな水墨画ですが、コツさえマスターすれば初心者の方でも簡単に樹木を描くことができます。

今回は水墨画ビギナーの方に向けて、木の描き方のコツやポイントをわかりやすくお伝えしたいと思います。

描き方

水墨画で樹木を書いていくときには、まずはどんな木を描きたいのか、イメージ像を頭の中に作っておきましょう。特に何も思い浮かばないときは、水墨画でよくみられるシンプルなタイプの樹木を描いていくことにします。

水墨画は濃いブラックの墨を、水で薄めて淡くしたものを筆に付けて描いていきます。グラデーションの強いところと弱いところが上手くバランスよく組み合わさるようになると、力強く立体感のある作品を醸し出せるようになります。

枝や花は後からかき、最初に芯となる幹から描いていきます。幹を描くときにはためらわず上から下に筆をおろすようにダイナミックに描いていきます。あまりゆっくり描いてしまうと途中で墨が足りなくなる恐れがあるため、あくまで素早くササっと仕上げることが大切です。

幹を描いたら、漢字のイチを描くように幹の数か所にフシを入れていきます。タテ一線の絵にヨコの動きを加えることによって、まるで生きているかのような樹木をかくことができます。

つづいて木の枝と花を描いていきます。水墨画の樹木を描くとき、枝も花もできるだけ抽象的にかいてあげることが大切。枝は下から天を見上げる感じで、下から上に筆を進めていきます。

枝はすべて同じ向きに生えそろうことは自然界にはあまり無いため、右や左に少し角度をつけてバラけさせてあげるとまとまりのある仕上がりになります。

また花をつけ加えるときには点々を描くイメージで、ぽつぽつと墨の点を加えてあげます。淡い雪を降らせるイメージで無造作に書いてあげると、それらしく決まります。

コツ

水墨画で樹木を描くときには、あまり難しいことを考えすぎずに「さっと威勢よく描き上げること」が大切です。

こんな木にしたいとあれこれ欲望が膨らみすぎてしまうと、ヘンテコリンな絵になってしまうこともあります。墨をつけたら一度気持ちを整えて「無の状態」にリセットしてから紙と向き合うこと。

基本は樹木の幹を描いて、それから枝や葉っぱ・花を描いていく流れになるのですが、この方法が自分に合わないと感じたら「花を先に描いてから、あとから幹を描いてみる」こともオススメです。

水墨画にはこの手順でやらなくてはいけない、この決まりに従わなくてはならない…という確固たるルールや定義はありません。我流で楽しむことができるのが、水墨画がこんなにも愛されている理由です。

水墨画のもっともポピュラーなものといえば木や花があります。木をマスターしてしまえば、水墨画の真骨頂を理解できたも同然です。素人なのですから思い通りに上手く描くことができなくて当然です。「失敗したな…」と思っても何度もあきらめずに筆を握ってみること。それが水墨画において、立派な樹木を描いていく上のポイントです。

手順

水墨画で樹木を描いていくときの手順を、一緒にチェックしていきましょう。

  1. 墨とすずり・筆を用意する
  2. 筆の先に墨をつけ、濃さを調整する
  3. 上から下へ勢いよく、樹木の幹を描く
  4. 下から上へ、天を仰ぐ感じで枝を描いていく
  5. 花を描くときは、丸い点々を無造作におく

 

いかがでしたか?

水墨画で木を描く…はいっけんとても難しいように思えますが、実際に自分の手でやってみると、それほど難しい作業ではないということが分かるかと思います。

習うより慣れろ…というコトワザにもある通り、頭の中で理論を考えているよりも、実際に自分の手で切り開いてみた方が感覚がつかめることがあります。以上のステップを頭に入れて、自分なりの樹木を描いてみましょう。

難しいところ

水墨画で木を描くとき、思わず行き詰ってしまうのが「幹がうまく描けない」という問題です。

このようなときには立たせていた筆を、横に思いきり寝かせてみることによって、解決することもあります。横に寝かせて筆を動かすことによって、墨が紙にのる面積が大きくなり大胆で動きのある幹を描きやすくなります。

また「幹が描きづらい」と悩んでいる方は、自分が思っている以上に速いスピードで筆を動かすことも大切です。失敗を恐れないでさっと筆を上から下になで下ろしてあげると、途中で墨が切れることなく、リズミカルで躍動感のある1枚が描けるようになります。

まとめ

人物を描くよりもはるかに簡単にかけ、満足度も高いのが水墨画の木です。ポピュラーな題材のひとつですが「幹・枝・花」とそれぞれのパーツに区切って描いていくことによって、メリハリのある表情を手に入れることができます。

昔ながらの水墨画には、必ずや登場する樹木のイラスト。コレをマスターすれば、あなたも立派な水墨画の上級者です。習うより慣れろで…まずは何枚も書きながらコツをつかんでみてくださいね。



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